研究会・学会・研修など記事一覧

2016年10月06日

10月23日(日)玉川大学教師教育フォーラムで実践提供

2016年 玉川大学 教師教育フォーラム」が、
10月23日(日)に玉川大学で開かれます。

その分科会で本園の保育実践が話題提供
されることになりましたので、お知らせします。

ご興味・ご関心のある方は玉川大学ホームページから
お申し込みください。

■開催日:2016年10月23日(日)10:00~17:00
■場所:玉川大学大学教育棟2014
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(以下、玉川大学ホームページより)

教師教育の重要性が問われる昨今、メインテーマに
「教職課程の質保証と実践的指導力の向上」を掲げ、
今年も「教師教育フォーラム」を開催いたします。

午前の部では、文部科学省初等中等教育局長
藤原 誠 氏を迎えて、中教審答申と今後の教員養成に
ついての講演、さらに教員養成・採用・研修の各段階での
教員養成大学が果たす役割をテーマに、各担当部門者に
よるシンポジウムを開催。

午後の部では、本学の教職大学院、教員養成学部・
学科による、実践指導力の向上、教員養成における
質向上施策、教科指導力向上の工夫などをテーマに
分科会を実施。

「質の高い教員養成」に向けた大学の取り組みについて、
本フォーラムを通して多くの皆様と考える機会となることを
目指しています。

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分科会テーマ:幼児期の『考える』を考える
○担当教員
宮﨑 豊(教育学部乳幼児発達学科 教授)
○ゲストスピーカー(話題提供者等)
教育学部 教授 岩田恵子 氏
教育学部 准教授 田甫綾野 氏
認定こども園清心幼稚園 副園長 栗原啓祥 氏
西鎌倉幼稚園 園長 後藤光葉 氏
RISSHO KID’S きらり 園長 坂本喜一郎 氏
教育学部 教授 石井恭子 氏
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・基調レクチャー
「就学前教育・保育における知的活動とは」
(岩田恵子教授、田甫綾野准教授)
・シンポジウム
シンポジスト 栗原啓祥先生、後藤光葉先生、坂本喜一郎先生
指定討論   石井恭子教授
司会     宮崎豊教授
・フリートーク

2016年09月01日

(園内研修)この地域の歴史を知る。

「幼保連携型認定こども園」の教育・保育要領には、
「地域」のことを配慮するように記されています(※)。

ここ清心幼稚園は地域とかかわる…というよりも、
地域の中で保育が必然的に行われてきました。

それは園庭が手狭なため、前橋公園をお借りしたり、
運動会では、旧前橋競輪場跡地や、利根川の河川敷
などで行ったりしなければならなかったからです。

しかし、構造的な事情だけで地域の中で保育したのでは
ありません。歴史的に、宣教師たちや地域の方、詩人
(萩原朔太郎)、画家(南城一夫)などが出入りしていて、
人的な交流も多くありました。

そこには、ヒトやモノ、そして、一人ひとりの想いの
系譜が時を超えて流れてきたように感じます。

では、これらが勝手に、自然に、受け継がれてきたか?
というと、そんなことはありません。

写真や資料等として残っている、いや、残しているからこそ
伝わっているものもあります。たとえば、今日の研修…

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机に広がっている歴史資料は、10数年前、清心幼稚園の
園内研修で使用されたものだそうです。
明治期の桃井小学校の様子なども写っています。

それらを見ながら、最近の清心幼稚園の保育を語る。
資料を目にして、先輩と後輩が地域について考える。

時として、歴史の見方は変わるかもしれません。
でも、こうした記録写真や資料は、いつも変わらず、
今の私に、私たちに、問いを投げかけてくれます。

私たちは、「日常の普通」を大事に重ねたいのであって、
地域との関わりもいつのものことと思っています。
(ココの綴りも未来の歴史素材になっていくのかも!)

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(※)
「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」より

第3章 指導計画作成に当たって配慮すべき事項
第2 特に配慮すべき事項
(以下抜粋)
11 園児の生活は,家庭を基盤として地域社会を通じて
次第に広がりを持つものであることに留意し,家庭との
連携を十分に図るなど,幼保連携型認定こども園における
生活が家庭や地域社会と連続性を保ちつつ展開される
ようにすること。その際,地域の自然,人材,行事や
公共施設などの地域の資源を積極的に活用し,
園児が豊かな生活体験を得られるように工夫をすること

また,家庭との連携に当たっては,保護者との情報交換の
機会を設けたり,保護者と園児との活動の機会を
設けたりなどすることを通じて,保護者の乳幼児期の教育
及び保育に関する理解が深まるよう配慮すること。
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2016年08月13日

反省と収穫の実践提案@横浜開港記念会館

かねてからお知らせしておりましたが、
「子どもと保育実践研究会」の全国大会で
園の保育事例を提案させていただきました。

会場は満席、さらにイスを追加しても足らないほどの
参加者で一杯。緊張のチーム清心でしたが…

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上手くいかなかったときほど、たくさんの収穫はないと
ポジティブにとらえつつ、打ち上げ的な振り返りを
発表者と園の保育者と、みんなで楽しんできたのでした。

ホント、いつも思います。
難しいですね、伝えるって。

2016年08月09日

園内研修(8月13日の提案に向けて)

2016年8月13日に行なわれる「子どもと保育実践研究会」
-対話から生まれる保育の創造Part1-の分科会
で、
清心幼稚園の保育を紹介させていただくことになりました。

そこで、発表する保育者を中心に集まって、
事前発表を兼ねて意見交換することにしました。
ちぐさこども園(沼田市)の櫛渕園長先生にも
参加してもらって、もみ合うことに。

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課題が見つかって、内々でも相手に伝えることが難しく、
改めてその大変さを感じました。


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現在、コーディネーターを務めてくださる、
小林紀子先生(青山学院大学)、
平野麻衣子先生(田園調布大学・青山学院大学大学院生)とも
意見交換しています。

私たちにとっては、保育を振り返るとてもいい機会です。
全国から参加の皆さまから学びを得られたらと思っています。
保育関係者以外の方も参加できる研修会です。
当日は佐伯胖先生の講演等もあります。
よかったらぜひご参加ください。

⇒「子どもと保育実践研究会2016夏季全国大会」のご案内へ

2016年05月16日

大学生たちとワークショップ。

昨年に続き、お引き受けしている教育学部の講義に、
ゲスト講師としてなかじ(現代アーティスト)を迎えて
ワークショップをしました。

近ごろは、いろいろなアーティストが学校の
授業に入ってきていますし、このような
アクティブラーニングは旬なスタイルでもあります。

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(「ルール」を守って正しく遊ぶ」をやっている最中)

未来の幼稚園や小学校の教員になる学生さんたち。
ぜひ子どもたちの将来を一緒に考えたいもの!

いろいろに学んで、それぞれの現場で
返してもらえたら嬉しいですね。

2016年05月08日

【第69回保育学会2016】「保育の質」を高める実践研究はどこへ

「保育の量」が足りないという一方、
「保育の質の最低限の部分」と、
「本当の意味での保育の質の向上」は、
どちらも切り離さずに考えたいもの。

保育が足りないと言って、急な拡大のしわ寄せで
命がなくなる現場では困ります。
しかし、そうした現状が国内で起きています。

それでは、もちろんいけないのですが、
「保育の質」に関する研究は、実践も絡んで
より多面的になってきたと感じます。

ただそれらは、〇〇式のように分かりやすい
早期的な教育ではないので、
評価や手ごたえが見えにくいです。

(ちなみに本園は、たとえば、カードを瞬時にめくって
記憶させる〇〇式や、高い跳び箱を飛ぶ等の〇〇式に
現時点で共感していません。そういう塾等も同様です)

だからこそ、エビデンスをもとにした地に足のついた
実践研究が必要ですし重ねていきたいと思っています。

園とご家庭で保育(教育)の方針が異なりますと、
対話が起こりにくくなりますので、これから
何かを選択されるようでありましたら、よくよく
お考えくださっていただけたらと思います。

(もし、早期教育や〇〇式等に関心がおありで、
そういったご家庭の教育方針があるようでしたら、
そうしたメソッドを導入している園もあります)

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(今回の保育学会より@東京学芸大学)

2016年04月30日

【第27回発達心理学会】@北海道大学

明日は5月というのに札幌は吹雪もよう。

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寒暖差20度以上。

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会場内は熱い。

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なかでも、佐伯胖氏とレディさんとのやりとり。
佐伯先生も熱かった。

【学会招待講演】
「なぜ社会的認知において「関わり合い」が重要か?」
●講演者Vasudevi Reddy
●指定討論者:佐伯胖

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ヴァスデヴィ・レディ 著 佐伯 胖 訳

『驚くべき乳幼児の心の世界
「二人称的アプローチ」から見えてくること』
(ミネルヴァ書房)
(以下引用)

乳幼児はどのように人の心を理解するのか?

――この謎を解く鍵として本書が提起しているのが
「二人称的アプローチ(second-person approach)」である。
そこから、乳幼児が生後数か月で、すでに他者の
多様な心がわかっており、それらにきわめて
「人間的な」応答をしているという、従来の心理学研究では
描かれてこなかった驚くべき心の世界が浮かびあがってくる。
(原書:Reddy, V. 2008 How Infants Know Minds. Harvard University Press. )

[ここがポイント]
◎ 「二人称的アプローチ」という、人の心の世界に迫る新たなアプローチを提言。
◎ 従来の乳幼児の他者理解についての研究が見落としてきた、赤ちゃんの深い人間理解に根ざした、「ひとの心」の理解とかかわりを、あますところなく次々と明らかにする。


2016年01月10日

【研修会】子どもと保育実践研究会冬季セミナーへ

いつも歯ごたえある研修が企画されるセミナーです。
本務スタッフは参加が前提でして、終了後の
スタッフ間の振り返りが本研修会の醍醐味にもなっています。

実践報告園や講演について、どう思ったか(考えたか)、
明日からの保育への示唆にどんなことが得られるか、
一人ひとりが意見し、そこに問いが重なっていきます。

それが、いわゆるチームワークとしての知の基盤に
なっていっているなぁと実感しています。

冬季セミナー主催者ブログ

子どもと保育実践研究会HP

2015年08月19日

他園と協同で学会発表@郡山

「対話を通して変わる保育実践の創造(1)
園外研修の作り方と保育の質」をテーマにして、
幼児教育実践学会でポスター発表をしてきました。

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少し広いスペースでしたので、私たちがこれまで
研究会で使用した保育写真も豊富に掲示しました。

実は、今回のように他園(※1)の保育者たちと一緒に
研究したり、発表したりするのは珍しいですが、
2年近く保育実践を交換(※2)しあっています。

さらに、こうしたテーマの研究も少ないです。
(それは今回発表して感じたことでもあります)

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そのせいもあってか、始まって間もなく多くの方が
足を止めてくださいました!

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全国から参加してきた保育関係者たちと
プレゼン的、対話的に進んでいきます。

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たくさんのコメント、感想もいただきました。
これを今後に生かしていきたいですね。
(各園のみなさまお疲れさまでした!)

(※1)他園について
・ちぐさ幼稚園(沼田市)
・いそべこども園(安中市)

(※2)保育実践を交換
・およそ2か月に1回、保育者が自主的に集って、
保育実践を対話的に交換する場をもっています。
(「保育実践研究会@ぐんま」を運営しています)

・私立の保育施設では、各園の保育が異なり、
地域やその園の文化にも左右されます。そこで、
そうしたことをふまえつつ、子どもにとって本当に
「質の高い保育」とは何か?考え合っています。

2015年08月09日

【研修】子どもと保育実践研究会に参加しています。

昨日と今日は、園が積極的に参加したいと考えて
参加している研究会(「保育新時代の創造 Part1」)


保育の研修や研究会は、県や市、私立幼稚園協会、
認定子ども園協会をはじめ、保育者養成系の大学、
NPO法人、企業・・・多様な主催・場所で行われている。

でも、内容は様々。

おもしろそうなモノ、難しそうなモノ、
よく分からないモノなどいろいろだ。

だから、これだけは!と思える研修会を選んで、
できるだけ多くのスタッフで参加している。

このところ、その対象になっているのが、
「子どもと保育総合研究所」の研究会。
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(森上史朗先生の話も聞くことができた!)

そして、受講するだけに終わらないのが、
この研修会の特徴。

一緒のクルマに乗って行き来しているので、
帰りの車内で、早速、意見交換する。

たぶん、それが、この園のいいところ。

経験年数も性格も違う保育者の集まりだけど、
チームとして機能するのに必要なチカラは、
こうして紡がれていくのだと思う。

2015年07月30日

【研究】保育実践研究会@ぐんま

昨年までは、7月も後半からは、夏休みに入って、
子どもも保育者も休みでした(一時保育を除き)。

今年からは、子ども園になったので、いつもの
半分くらいの子どもたちが通っています。

一方、私たちは、夏の時期に研修会や、学会の発表など
保育の勉強が続くので、保育者も保育状況に合わせた
変則的なシフトを組んで対応しています。

昨日は、県内の他園の保育者たちと、8月の学会
協同発表をするために、自主的な研修会。

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「保育の質」を本気で考えようとする他園の保育者たちと
意見交換するのは、刺激的な学びがあります。

そういう園や、保育者が増えていくことが、
子どもにとって、地域にとって、きっと大事です。


2015年06月28日

【研修】興味のあるテーマの話を伺って。

(以下、主催者(一般財団法人生涯学習開発財団
の方からご案内をいただきました)

多元化共生社会におけるコミュニケーションシリーズ第8回
「「アートによる教育」を考える~アート・学び・公共性~」

グローバル時代の教育が始まろうとしている現在、
アートと学びと公共性について私たちはもう一度問いなおす
必要に迫られています。

そのために今回はデューイ研究をアートの切り口から
取り組んでいる上野正道氏(大東文化大学准教授)に
講演をお願いしました。

特に、学校関係者を始め、教育関係、アート関係の皆さんには、
次期の学習指導要領についての話題がいろいろと出ている中、
「アートの教育」と「アートによる教育」の位置付けを確認して
いただければと幸いです。

講演 :上野正道氏 (大東文化大学文学部准教授)
ナビゲータ:苅宿俊文氏 (青山学院大学社会情報学部教授)

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内容も、出演される先生もどちらも関心が高く、参加してきました。

苅宿先生は、昨年本園にもお見えくださり、園での
ワークショップの様子を見学されたり、保護者の方へ
講話してくださっています。

学びの世界、とりわけ社会と学校教育における混沌さに
向かっていく視点は、人間がヒトとしてどう生きていくか、
それはいつも実践とつながっていて、
私たちが保育現場で、子どもたちと何を具現化してくか・・・
そうしたことにいつも向き合わされ、モヤモヤが増えます。

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今回のテーマは、アートという切り口。

それは、園で日頃繰り広げられるアーティスティックな
子どもの姿とも重なります。

上野先生のお考え、お二人のやりとりに
もっとついていきたかったですが・・・
よかったら、みなさまもぜひ、それぞれの著作を。

2015年05月10日

【報告】第68回日本保育学会@愛知

毎年この時期は保育学会の大会が行われます。
全国の研究者、保育実践者、教員養成校など、
大変多くの方が発表しています。

今年は、顔を知った保育実践の方も多くいらして、
保育現場の声を届けたり、新しい動向を取り入れたり、
実践者と学会との距離感が変わってきているのかな、と
感じました。

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韓国の保育事情をはじめ、質の高い保育を実現するための
シンポジウム、アートと対話する実践報告などでは、
いろいろな角度から横断的に保育にかかわる方が増えていて、
それも興味深かったです。

多様な方々との出会いが、学びの出会いと思うと、
それは、学会でも園内でも変わらないですね。

2015年01月24日

横浜市幼稚園協会の研究大会に参加しました。

横浜市では、保育でも、小学校の授業でも、
いろいろな取り組みが行われています。

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午前中は大きなホールでの講座なのですが、
午後には、研究担当の方が、月1回集まって研究している
分科会の報告もあります。

午前の講座は、保護者にも開放されているので、
関心のある方は一緒に学ぶことができます。

保育者と保護者が一緒に学べる場・・・
というのも、柔軟な発想ですね。

肝心の講座内容は、2週間前にもブログ上でもご紹介した
奈須先生(上智大学)をお迎えした対談でした。

小学校の学びが変化することで(すでに横浜では変わりだしたが)、
これからは、幼児期における遊びを中心とした学び(生活)が、
児童期、高等教育にいたるまで、つながりをもった学びになる、
という話にとても共感しました。

んー・・・群馬県では?前橋市では??
そんな課題も持ち帰ってきたところです。


2015年01月11日

【研修】子どもと保育実践研究会@玉川大学

この冬は、玉川大学をお借りして、10-11日の2日間にわたって
開催されました(研修会の様子はコチラ
ここ何回かのテーマは「保育新時代の幕開け PartⅣ」です。

「小学校との接続の中で乳幼児期の「教育」を考える」の鼎談では、
奈須正裕(上智大学)先生が、最近の横浜の小学校の授業実践から
話題を提供してくださいました。

担任が、実際のトマトをお店で買ってきて、
それを1個入り、2個入り、3個入り、4個入りにし、
「どれを買うと一番お得か?」と、問うのだそう。

すると、子どもたちからは・・・・

「1個ずつ大きさが違うから、グラム単価にしないと分からない」
「どれが美味しいかによるから、味を比べないと分からない」
「うちの家族は3人だから、4個買うと、得じゃない」

こんなことが算数の授業で行われているのだそうです。
ちょっと驚きました。

さらに、奈須さんは、こうした答えが一つではない問題が
全体の3~4割を占めてきていると。

私たちがやってきた算数って・・・なんだったんだと思いつつ・・・

だから、もうこれからは、ねじり鉢巻きをして、
受験に臨むみたいなことはやめてくださいとも話しました。

確かに、今のセンター試験の方法や内容が変わる話を
聞いています。

それは単にインプットしてアウトプットする、といった
学習と評価ではなくなっていくということだと思います。

幼児期は「将来の学びの為の土台作り」と言いますが、
今、子どもたちが生活の中で、遊びながら獲得している体験は、
まさに、先ほどの小学校以降につながることですね!

そうなると、幼児期をどのように過ごすかが
もっともっと注目されてくるだろうと感じたのでした。


2014年12月29日

港北幼稚園へ行ってきました(@神奈川県)

年の瀬が迫ってきましたねー

そんな時節ではありますが、2つの要件があって、
急遽、神奈川県の港北幼稚園へ行ってきました。

ひとつは、
この春、改築された木造平屋の園舎の見学。

もうひとつは、港北幼稚園の
渡辺英則園長先生との研修会の打ち合わせです。

後者は、1月末に群馬県の私立幼稚園協会の中で、
主に若い保育者が中心に研修会を開催するのですが、
その場で、渡辺氏にゲスト講師をお願いしています。

渡辺氏は、現場の保育や子どもを見つつ、保育のテキストを
執筆したり、国レベルの子育て会議棟にも参加をされているので、
せっかくの機会が、より有意義になったら・・・・と相談です。

ゲストに講師には、園でもよく遊んでいる中島佑太氏や、
村田峰起氏などの現代アーティストも参加予定♪
(お世話になります。茂木一司氏(群馬大学教授)も参加!)

今回の研修会は、協会の会員以外も参加がOKなので、
例年からすると、トライアル的な面もありますが、
新たな研修デザインの模索になったらと奮闘しています。

2014年12月13日

【研修】ハートフルアート展記念講演会@群馬県庁昭和庁舎

昨日、ハートフルアート展の20周年記念講演会と
シンポジウムが、県庁の昭和庁舎でありました。

講演(講師:刈宿俊文)と、シンポジウムの内容は、
ちょっと難しくて、なんとリポートしたらいいのか・・・

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ただ、アートのプロセスと意味に着目する中で、
多様性を認め、意見や考えを合成するとき、
子どもたちや教師には協働性があって、そうした
学校生活の場が、今、求められいるんだなと。

そのためには、茂木一司さんが、佐伯胖さんの言葉を
引用していましたが、「ヒトとしてみる」この視点が
大人側、教師側・・・そして、社会のだれにとっても、
必要だと感じました。

展示は県庁の1階と2階で、12月16日(火)14:00まで
行われています。887点もの作品があります。

<ハートフルアート展>
群馬県特別支援学校文化連盟が主催する障害を持った
子どもたちの作品展です。群馬県内の盲聾養護学校で
子どもたちと教師が1年間,協同でつくりあげたものです。
(face book より)
会期:12月12日(金)~12月16日(火)
会場:県庁1階県民ホール北・2階県民ギャラリー
主催:群馬県教育委員会・群馬県特別支援学校文化連盟

■記念講演■「ワクのない表現と展覧会」
講師:刈宿俊文(青山学院大学社会情報学部教授)

■シンポジウム■「ハートフル展はどこからきて、どこへいくのか?」
パネラー:刈宿俊文、春原史寛(群馬大学教育学部教授)
 木暮康弘(群馬県立赤城養護学校教諭)
コーディネーター:茂木一司(群馬大学教育学部教授)

2014年11月30日

【学会】日本乳幼児教育学会第24回大会@広島大学

11月29日、30日と広島大学で、乳幼児教育学会がありました。
(清心も、園の歴史(明治期)に関わることを発表してきました)

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広島県は、広島県私立幼稚園連盟と、広島大学大学院
教育学教育学研究科とが、実践と研究を重ねて連携しており、
保育研究も盛んな地域です。

群馬県は?というと・・・個別の園独自や、私立幼稚園協会
主体に行われていますが、広島のような形態ではありません。

清心では、ここ数年間、群馬大学教育学部の学生、
院生や先生方と連携し、保育実践を軸に交流しており、
互いの刺激になっていると思います。

本園は、次年度から「幼保連携認定こども園(予定)」に
移行しますが、今後は地域内の「保育の質」が高まるよう
取り組んでいくことも必要になってきていると感じました。
(保育の地域格差がもっと顕著になるのでは・・・⁉)

2014年08月18日

研究会で学んできました@家政大学

子どもと保育実践研究会の夏季大会に、
全スタッフで参加してきました。

来年度からは、子ども・子育て新制度も始まりますが、
今回のテーマも「保育新時代の幕開け PartⅢ」ということで、
具体的な実践から「保育の質」を考え合いました。

中でも、園生活における「片付け」について着目した
事例発表は、とてもおもしろいものでした!

片付けは、次の活動に移っていくたびに起こるので、
園生活では、本当によくみられる場面です。

でも、なんとなくいつも通りにこなして(片付けて)、
終えているだけになりがちでもあります。。。。

片付けをする場面に、子どもの育ちや学びが
あるとは感じつつ・・・でも、
そこまで迫った報告や研究はなかったのです。

そうしたことからも、ある3歳の幼児が、1年間を通して、
どのような姿になっていったのかを追ったエピソードには、
子ども一人ひとりを丁寧に見ていくことの大切さも含めて、
とても意義のあることだと感じたのでした。


2014年08月08日

夏の研修会(8/7-8/8):主催:群馬県私立幼稚園協会

幼稚園の夏は、子どもも保育者も夏休み!
といった時代は、終わったようです。。。。

今の幼稚園は、夏休みの間も希望保育がありますし、
研修会がこの時期に集中して行われます。

さて、昨日、今日は、群馬県の私立幼稚園協会が
主催する研修会でした。

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なんと、今回は、佐伯胖先生の講演がありました。
(「子どもを「人間としてみる」ということ」)

別の研修会で、佐伯先生のお話をお聞きすることは、
よくあるのですが、県内ではたぶん初めてかと思います。

中でも「子どもの訴えや納得感を大事に!」という話は、
保育の本質だと感じました。

今後、県内の保育者同士が話すときに、この経験の知が、
共有の言葉や意味としてもてるというのも嬉しいですね。

このような研修会を企画してくださった
担当の先生方にも感謝です。ありがとうございます。


2014年06月28日

公開保育研究会@お茶ノ水女子大学付属幼稚園

昨日、お茶の水女子大学付属幼稚園の
公開保育研究会に、参加させていただきました。
どうもありがとうございました。

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子どもが主体的に、のびのびと遊んでいる姿や、
保育後の協議会で担任の先生が話されていた
内容にとても共感しました。
(恐れながら、どこか清心にも似てるかな・・・と)

園庭の南には、大きなお山があって、大きな木も
そびえ立っているのですが、そこで子どもの様子を
見ていると、副園長先生が声をかけてくださいました。

「ここでは、倉橋が言っていたように、自然のままを大事にして、
草も切らないでいるんですよ」

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・・・・なるほど。見ると、たしかにそのままになっています。

「倉橋(倉橋惣三)くらはしそうぞう」は、日本の幼児教育で、
大正期から昭和にかけて、児童中心の保育を提唱しました。
ここで主事を務め、日本の保育に大きな功績を残されました。

倉橋が見ていた光景を、いま同じように見ているんだ!
というのは、とても感慨が深いです。

清心幼稚園のスタッフが、かつて、この研究会に
毎年参加していた記録がありますが、
その時の保育者も、この風景を見て、いろいろと感じ、
学んでいたのだろうな・・・・

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時は流れても、副園長先生たちが、倉橋の思いを継承しながら、
今の保育と向き合っているように、そうした過程の積み重ねが
倉橋のいう「保育の真」にもつながっていくのかなと思いました。

2014年06月05日

群馬大学教育学部生☓清心幼稚園の子どもたち

最近、毎週、講義の一環で学生たちが来園して、子どもたちと
ワークショップ的に遊んでいます。

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今日は、片栗粉を素材とした企画でした。これほど、たくさんの片栗粉を触れられるなんて!
とってもいい機会です♪

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ゴロゴロとしてみたり、カップに盛ってみたり、まぶしてみたり。
手触りがいいだけでなく、変化が楽しいのもイイですね!

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絵の具で色を付けたものを、カップに入れていたら、
こういうものもできていました!
偶然さが、遊びをより面白くしていくんですね~

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来週は、この活動の続きがあるとのこと。
どんな遊びになるか楽しみです。

2014年05月22日

群馬大学教育学部☓清心幼稚園

清心幼稚園では、一昨年より、群馬大学の学生が、
授業の一環で学びに(遊びに)見えています。

今年は、「造形表現」の講義の実践の場として
学生がプランニングしたワークショップ的に遊びます。

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清心の子たちは、一人ひとり個性があるので、
それが、おもしろい関係性を作り出します。

将来、学校の先生を目指している学生たちなので、
ぜひ、子どもたちと直接かかわって、感じて、
これからの実践に生かしてもらえるといいですね。

2014年05月18日

日本保育学会第67回大会@大阪(5/14-5/15)

この週末、日本保育学会に参加してきました。
今回のテーマは、「ヒトから人へ 人からヒトへ」です。

その趣旨は、「『子どもは人間である』ということを軸として保育学・
幼児教育学を考えてみたい」(「開催にあたって」より)ということだそう。

これは、今年の冬、別の研究会で学んだ「子どもを人間としてもみる」に、
とても似ていると感じました(ということは、業界の旬なテーマなのかな)

【学会企画シンポジウム「遊びの質をどう捉えるか」】
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大会中は、こうしたシンポジウム、口頭発表、
ポスター発表などの研究報告が多数です。

【自主シンポジウム「デザイナーと保育者の
「協働による乳児表現活動への探求」】
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制度的にも変わりつつある日本の保育ですが、
その根本、目の前の子どもと向き合う関わりあいが、
保育現場に大切だなァと、改めて学んだ気がします。

2014年04月04日

【研修&下見】宮城県塩竃市へ行ってきました。

園で子どもたちと遊んでいる 中島佑太(アーティスト)は、
これまで塩竃市の人たちと関わりながら活動してきました。

・被災地に思いを運び、避難所をほんの少しだけ明るくする
・「はこび」プロジェクト
・「でんでん虫と羅針盤」
・塩竃から前橋へアート移送
・「みなと、みなと」@伊保石仮設住宅 ほか

そこで、今回、中島くんのかかわりを頼りに、現地へ行って、
今の状況を見たり聞いたりしてくることになりました。

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さっそく道中の祈願に@塩竈神社

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塩釜仲卸市場へ行ったり、

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藻塩づくりの現場に行って、塩の話を聞いたりもしました。

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塩が結晶化していく瞬間!(パチパチ、パチと音がしています)

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こんな大きな結晶になるなんて!びっくりです。

それほど大きな町ではないですが、見るところたくさん。
お話たくさん。歴史も文化も味覚もたくさん。
時間が足りなくなるほどに魅力たっぷりです。

そこで、ビルド・フルーガスで、町の話を聞いてみると、アートが
町の歴史の記録にもかかわっていることが見えてきました。

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塩竈と前橋の子どもたちで一緒に遊んだり、
ワークショップができたりすると、お互いにとって
きっといい経験が生まれると感じました。

そんなことも考えていこうかな。


2014年04月03日

【下見&研修】現地視察に行ってきました。

毎年、年度変わりの時間を利用して、視察学習に行っています。
今日は、群馬県の富岡市にある群馬県立自然史博物館

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いろいろな標本が魅力的に展示してあり、子どもから大人まで楽しめます。
(標本の貸し出しもしてくれます!)

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団体で申し込むと、学習会なども開いてくれるので、
園でも今年の遠足先の候補として検討しています。

2014年03月31日

【研修報告】「乳幼児教育国際シンポジウム」

一昨日(3/29)、乳幼児教育担当副大臣(カナダ)と、
教育評価局課長(ニュージーランド)、OECD教育局上級アナリストを
招いたシンポジウムが東京大学で開かれました。

そこでは、カナダやニュージーランドが、これまで、「保育の質」を
どのように向上させようとしてきたのか、語られました。

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印象的だったことは、両国の政策や機関も、保育現場と協力して、
子どもの学びを支える環境作りに 真剣に取り組んでいることです。

また、目に見えずらい学力、「(子どもの)エモーショナルな育ち」の質を
高めようとしている点が、OECD各国からも評価されています。

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読み書きのように判断(評価)しやすい学力も必要ですが、
それだけに偏らないことが 大切になってきているのですね。

私たちも、2015年度からの新制度(子ども・子育て)を控え、
新たな局面を迎えており、保育の動向を知ることができました。

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乳幼児教育国際シンポジウム
「保育実践政策学の創生」
日時:2014年3月29日
場所:東京大学小柴ホール
主催:
■東京大学乳幼児研究会
■(公財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構

2014年03月21日

【年間の研修報告】こんなことを学んできました。

本日は、園外研修について振り返ります。

清心幼稚園では、多くの保育者が、この1年の間、
いろいろな研究会に参加し、保育や子どものことを
考えて(悩んで、葛藤して・・・)きました。

内容は、最新の保育事情、保育実践を通した研究、
学会で事例発表したことなど様々です。

先日、その一部について、「こんなことを感じたよ」って、
それぞれの保育者がまとめてみました。

「ういー・しんく」~研修報告 夏・冬~(PDF)

ご家庭に配布したものを 上記にてご覧いただけます。
よかったら、ぜひ、目をお通しください。

これを読むと、実践者が学ぶ大変さを感じます。
でも、子どものことを知れば知るほど、子どもが、
さらにおもしろく(驚きで)見えてくるのです!

だから、実践と学びを同時に大切にして、
来年度も臨んでいけたらと、思っています。

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昨日、今年度の保育が無事に修了しました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
1年間、どうもありがとうございました。

なお、ゆめみらい園は3月30日まで保育しています。
春休み期間中はこちらをご利用ください。

清心幼稚園

2014年03月02日

【研修報告】幼稚園から小学校へ-子どもが主体の学校づくり-

「小学校が変わり始めた」と聞いて、
どのくらいが経過したでしょうか。

5年前、茅ヶ崎市の浜之郷小学校の実践を見たとき、
子どもと教師の関係性に驚きました。そして、
子どもたちが、実に楽しそうに学んでいるのです。

25年以上にもおよぶ この学校の取り組みは、
子ども、学校長、教師、保護者、地域、行政を中心に、
佐藤学氏を招いて 継続されてきたのでした。
これがモデルとなり、日本各地に広がっています。

その佐藤氏を招いたシンポジウム、
「対話的コミュニケーションとしての学び
  『学びの共同体』の学校改革」が、
本日、東京大学福武ホールでありました。

氏は、「学校を一つつくること自体が難しい」と、
真に「協同する学び」を実践しようと改革する
学校の困難さを語っておりました。

ところが、それまで多くのアジア地域に見られた
一斉授業の形態が、韓国をはじめ、中国、台湾、
インドネシア・・・で、ここ数年、劇的に変わり始めた
というのです!(欧米はすでに変わっています)

日本でも同様かもしれません。すでに地域によっては、
「学び」の主体である子どもの声を聴き始めています。
それは同時に、子どもの「学びの地域格差」が
始まったとも考えられるでしょう。

そして、ここマエバシにも、学校改革に取り組んでいる
小学校(前橋市立山王小学校)があります!
(ご存知ですか!?内容はホームページをお読みください)
ここが「一つの小学校」となって、周辺に広がるといいと思います。

清心幼稚園でも、子どもが主体となって遊ぶ活動の中に
「学び」の姿をとらえようとしています。

主人公は子どもであり、それを支えるのが、
教師や保育者であるならば、小学校も幼稚園も
その役割はきっとかわらないでしょう。

そうすれば、幼稚園から小学校への接続も
さらにスムーズになっていくと確信しています。

2014年01月31日

【研修】他園の保育を見学してきました。

本日、前橋市私立幼稚園協会主催の研修で、
東京学芸大学付属幼稚園を見学させていだだきました。

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1月上旬の別の研究会で、実践報告を伺っていたこともあり、
とても高い関心をもって参加いたしました。

中でも、とくに刺激になったことは、保育の記録でした。
その詳細な記録に、幼児の姿を深く読み取り、
保育計画に繋げていることが、とてもよく分かりました。

清心幼稚園も、日々の保育をできるだけ細かく記録しようと、
子どもたちの発話や、エピソードを書き残すようにしています。

保育の記録は、各園でそれぞれだと思いますが、園内MAPを
利用している点など、似ているところもありました。
(MAP型の記録方法は、最近見られる保育記録の一つです)

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いずれにしても、保育現場を見学できる機会は、あまり
多くないので、このように子どもたちが過ごしている姿を見ると、
改めて、自園の保育を俯瞰するきっかけになると、感じました。

東京学芸大付属幼稚園の関係者の皆さま、このたびは
貴重な機会をいただき、どうもありがとうございました。

2014年01月23日

【群馬県私立幼稚園冬季研修大会@伊勢崎】

群馬県の私立幼稚園の全教職員対象の研修大会が
開かれ、清心幼稚園の保育者も参加してきました。

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今日の学びを、今後の保育に生かしていきたいと思います。
(本日の休園措置のご協力、ありがとうございました)

2014年01月12日

【研修報告】「子どもと保育実践研究所冬季セミナー」に行ってきました。

1月11日(土)、12日(日)に、東京家政大学を開場に行われた
保育実践研究会冬季セミナー(詳細はコチラ)」に、参加してきました。

この研修会は夏の続き(昨年8月)で、さらに学ぶきっかけをいただきました。
今回も秋田や富山など、遠方から熱心な保育者が集っていました。
群馬から参加する保育者も少しずつ増えてきています。

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①「遊びが学びであること」の実践発表(東京学芸大附属幼稚園)+シンポジウム、
②プロジェクト的な保育の発表(RISSHO KID'S きらり)+バズ形式のワークショップ、
③佐伯胖先生の講演「子どもを『人間としてみる』ということ」の充実3本立てでした。
参考図書『子どもを「人間としてみる」ということ』:ミネルヴァ書房

内容盛りだくさん!だから、考えることもたくさんです。
参加を重ねるにつれて、理解できることも増えつつあります。
でも、新たに分からないことや、疑問もでてきて・・・

早速、帰り道に保育者同士で、感想や意見を交換しました。
こうした経験の積み重ねが、体験となって、いい意味で
「保育の質」に影響していくんだろうなァって、思います。


2013年08月28日

「保育実践学会@福岡」で発表してきました。

8月23日、24日に、保育実践学会(福岡)で、研究発表をしてきました。
発表メンバーは園の保育者2名と、

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群馬大学教育学部の茂木一司先生。

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初めに、幼児が、多様な環境と対話しながら遊ぶ様子を、
エピソードを交えながら、紹介しました。

幼児が対話の中で学んでいる姿と、そこでの保育者の願い、
葛藤なども報告すると、会場からも共感の声がありました。

その後、ワークショップ的に意見交換する場を設け、
会場内の参加者同士でも学びを深め合いました。

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全国各地から熱心な保育者が集まっていたので、考えることもさまざま。
とても刺激的でした。

園では2年間にわたり、研究を進めてきましたが、
大変意義のある学びの機会になったと思います。

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ご参加くださったみなさま、これまでご協力くださったみなさま、
どうもありがとうございます。

2013年08月20日

【研修通信】「子どもと保育実践研究会夏季大会」に参加しました。

この研究会(主催:子どもと保育総合研究所)は、毎年2回(夏・冬)に開かれています。
この夏は8月17日、18日の両日に行われ、園の先生方全員で参加してきました。

この研究会の今年のテーマは「保育新時代の幕開け」。
なるほど、確かにこの数年の間に保育の制度も変わりそうだし、
新たなことが起きそう…といった暗示もあるのでしょう。

一方、本研究会でも話に出ていましたが、やはり、
いつの時も「変わらない何か」そういったものもありますね。
そうした両面から真に考えていくことが、本研究会の目的であり、
私たちが、毎年この研究会に参加する意味かと思います。

今回もとても示唆に富む内容でした。
本当に多様な幼児一人一人の、多様な活動(学び)を保証するために、
どのように幼児と関わっていくとよいのか、改めて考えさせられました。

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■実践事例発表(かえで幼稚園@広島県)を通したシンポジウム
 提案:かえで幼稚園「あらためて『幼児期にふさわしい生活』を問う」
 シンポジスト:佐伯胖(信濃教育会教育研究所所長)、小林紀子(青山学院大学)、
       中丸元良(かえで幼稚園)、熊佐芙美(かえで幼稚園)
 コーディネーター:大豆生田啓友(玉川大学)
■鼎談とシンポジウム「保育実践の創造」
 鼎談者:吉村真理子(元松山東雲短期大学)、森上史郎(子どもと保育総合研究所)、
     岸井慶子(秋草学園短期大学)
 鼎談コーディネーター:渡辺英則(ゆうゆうの森幼保園・港北幼稚園)
 シンポジウムコーディネーター:若月芳浩(玉川大学)
■分科会
 

2013年08月10日

【研修通信】関東地区教員研修大会に参加しました。

今年は群馬県の高崎市が会場です。
研修のテーマは「広く、深く、ていねいに保育の質を考える」。

テーマは昨年と同様ですが、鯨岡峻先生のご講演、柴崎正行先生らによる
「保育における対話」についてのシンポジウム、各種の分科会など、
広く議論され、とても意義のある学びの機会になりました。

清心幼稚園は、昨年の分科会で事例を発表させていただいたので、
私たちにとっても、関心の高い研修会の一つです。

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2013年07月07日

【お知らせ】「幼児教育実践学会」での発表テーマが決まりました。

4月にお伝えしておりました、第4回幼児教育実践学会@博多
発表のテーマが決まりましたので、お知らせします。
今後、内容について、さらに検討を進めていきます。

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■ 関東地区:(群馬県)清心幼稚園

■発表者:秋山恵子(清心幼稚園教諭)、茂木一司(群馬大学教育学部教授)

■テーマ:「生活の中での幼児と保育者の育ちを考える」

 前年度の関東地区教員研修大会で、「3・4・5歳児の生活をふまえた学びの

連続性を考える」をテーマに問題提起をしてきました。その際、幼児が主体的に

遊び学んでいくためには、どのような環境が望ましいのか、保育者の主体性や

柔軟性についても考え、探求してきました。今年度は引き続き、幼児が生活(遊び)

の中で多様な環境とかかわる姿、および保育者の変化にも着目して研究を

進めています。なお本学会では、主に5歳児の保育実践からアプローチします。

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私たちにとっても、よりよい学びの機会になるといいなと思っています。
機会がありましたら、途中経過や本報告をこちらでさせていただく予定です。

2013年04月15日

「第4回幼児教育実践学会」で発表します。

今年度の幼児教育実践学会で口頭発表を行ないます。

なお、現在、茂木一司先生(群馬大学教授)と
協同・連携して進めているところです。

2012年10月17日

本園で群キ保の研修会が行われました。

群馬キリスト教保育連盟の主任保育者研修会が本日ありました。

本園の保育をアトリエの横で紹介する秋山先生。
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参加者のみなさまから いろいろなご感想を いただきました。
これからの保育に また生かしていきたいと思います。
どうもありがとうございます。

本園では保育のご見学等(保育者・研究者・この業界を目指す学生の方など)、
随時行えます。 どうぞご相談ください。

2012年09月15日

【報告】9/14本園で研修会が開かれました。

群馬県私立幼稚園協会の 中部地区研修会が 本園で行われました。
約25名の私立幼稚園の 保育者さんが集まりました。

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保育室を見学したり、
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グループで意見交換したり。
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私立幼稚園は、それぞれの園に 個性があるので、
まるで、ちょっとした 異文化交流です。

私たちも とても 勉強になりました。

2012年08月04日

【事例提起】関東地区教員研修会(@横浜)

ここはパシフィコ横浜。

大会テーマは、「広く、深く、ていねいに保育の質を考える」です。
(最近はどの研修に行っても「保育の質」が出てきます)

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分科会で、本園の秋山が発表をしました。
本園の保育事例をもとに、会場の皆さんに問いかける役割です。

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一番右側が秋山先生。
この会場も広く、参加者も多かったので、びっくりしました。
司会はあさひ幼稚園の竹内園長先生(向かって一番左側)。
ゲストは大妻女子大学の柴崎正行先生(向かって左から2番目)。

秋山先生の発表について、柴崎先生から
「保育は、子どもたちが好きで 取り組みたくなる活動の場が大切で、
(それは子どもにとって「おもしろい場」であって)
幼稚園で行われているワークショップやアーティストと一緒に遊ぶ環境は、
そうした『場』になっているのではないか」とのお話をいただきました。

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他の先生たちも、それぞれ分科会に参加してきました。
みんなで参加すると、「学び」はさらに深まるようです。
共通理解も進んで、保育のチームワークも良くなります。

最後に研修発表の打ち上げを横浜の某レストランで。
「かんぱ~い!」

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いい研修になりました。
みなさま お疲れさまです!