2016年04月30日

【第27回発達心理学会】@北海道大学

明日は5月というのに札幌は吹雪もよう。

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寒暖差20度以上。

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会場内は熱い。

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なかでも、佐伯胖氏とレディさんとのやりとり。
佐伯先生も熱かった。

【学会招待講演】
「なぜ社会的認知において「関わり合い」が重要か?」
●講演者Vasudevi Reddy
●指定討論者:佐伯胖

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ヴァスデヴィ・レディ 著 佐伯 胖 訳

『驚くべき乳幼児の心の世界
「二人称的アプローチ」から見えてくること』
(ミネルヴァ書房)
(以下引用)

乳幼児はどのように人の心を理解するのか?

――この謎を解く鍵として本書が提起しているのが
「二人称的アプローチ(second-person approach)」である。
そこから、乳幼児が生後数か月で、すでに他者の
多様な心がわかっており、それらにきわめて
「人間的な」応答をしているという、従来の心理学研究では
描かれてこなかった驚くべき心の世界が浮かびあがってくる。
(原書:Reddy, V. 2008 How Infants Know Minds. Harvard University Press. )

[ここがポイント]
◎ 「二人称的アプローチ」という、人の心の世界に迫る新たなアプローチを提言。
◎ 従来の乳幼児の他者理解についての研究が見落としてきた、赤ちゃんの深い人間理解に根ざした、「ひとの心」の理解とかかわりを、あますところなく次々と明らかにする。