【年少】せんろ、ない!

先週、年長さんや年中さんと遊んだ電車ごっこ。
今日も続きで遊ぼうとした年少児の数人が・・・
幼稚園の中をぐるっと回って、
「せんろ、な~い!」
そうなのです。
年長児が 卒業式を前に 線路を外して いきました。
何人もの保育者に、「せんろ、どこ? しってる?」と
聞いて回る 年少児たち。そして・・・
保育者:「せんろ、つくっちゃえばいいんじゃない?」
年少A&B:「・・・・。」
保育者:「ざいりょうとかさがして、ね」
年少A:「そっか、つくろっか?」
年少B:「つくろ、つくろ!」
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そして、線路や駅をつくり始めて、遊んでいたのですが・・・。
しばらくすると、そこに子どもの姿は ありませんでした。
(この時期、あちこち遊びが移っていくのも よくあります)
でも、フラフープを電車に見立てて、走る様子に、
年長児たちが遺した 遊びの文化が 垣間見えました。

【研修報告】「ワークショップと学びとその後」

昨日、表題の研究報告会が、青山学院大学でありました。
(主催:アンラーニングワークショップ研究会)
2012年発刊の「ワークショップと学び(全3巻)」(東京大学出版会)
執筆された先生方を中心に、講演や実践報告が行われました。
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その中で、佐伯胖先生が、学校でも、社会でも、
「なんでも『こうすれば、こうなる』をやめて、
『子どもの中に驚く』ことが大切」と、話されていました。
幼児教育はもちろん、学校や、社会がそういう視点で
子どもや児童を見るようになったら、きっと、
私たちの学び方や、考え方、教え方も変わるでしょう。
ちなみに、最近の佐伯先生は、学生たちに、
“教えないことを 教えている” そうです。
なるほど~。

119回目の卒業生をおくることができました。

本日、幼稚園生活を修了し、年長さんたちが 旅立ちました。
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いろいろなこと、ぜんぶ経験になっているよ。
みんなには、たくさん驚かされました!
だから、毎日の生活が楽しくなったし、
あなたたち同士で、育ち合っていたと思います。
私たちにも、たくさんの学びがありました。
どうも、ありがとう! また遊びに来てね。

【年少⇒年長】「おーい!」

(年少さんの帰り際、2階の年長さんを 大声で呼んでいたよ)
「あそんでくれて ありがとうー!」
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年長さん、その声に気付いて、ベランダへ!
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「こちらこそー!」「げんきでねー!」「ばいばーい」
お互いの声が 飛び交います。
明日は卒業式。年少さんと年長さんが 会えるのは 今日までです。
胸がキュッと 熱くなりました。

子どもたちに、ざくろさん流のメッセージ♪

この1年間、子どもたちと過ごしてきた、山賀ざくろさん(ダンサー)。
「アーツ前橋プレイベント」の出演に 子どもたちを 誘ってくれたり、
園で一緒に 遊んできたりしました(今日は流し風!?)。
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そんなざくろさん。年長さんと過ごすのも あとわずか・・・
そして、卒園生に贈る歌 「春風にのって」を 作ったそうです。
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どんなふうに 聞こえた(届いた)のかな。

「みそしる」と「電車ごっこ」で、おかえし。

朝から準備が進み・・・
(みそしるづくり)
畑から 大根をとってきて 下ごしらえ。
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鍋ごとに ダシが違います。
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(電車ごっこ)
途中から 単線が複線に。
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表記も楽しい!(杭の深さも違うらしい!!)
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そして・・・たくさんの 電車が走った!
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みそしるも 振る舞われた!
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「自分たちの過ごす時間を、自分たちがつくる」
今年の 5歳児ならではの、アイディアと愛情に あふれた1日が、
こうして また一つ生まれました!
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私たち保育者が、イイと思って計画し、子どもたちに
やらせることは簡単だ。しかし、それでは、保育者の「指示に従う子ども」、
「考えない子ども」を育ててしまう。
子どもにとって、はるかに難しく、意味があることは、
自分たちの生活を 自らつくっていくことだ。
その主体性が、将来の育ちに続く力になる。
だから、時間、 空間、モノ、ヒトが、十分に保障され、
子ども同士の関わり合いが たくさんある 保育環境で
過ごすことを ぜひ、おすすめしたい。
݊

【年長】「びっくりパーティー」のおかえしに。

先週の金曜日、いくつかのアイディアがでました。
そのうちの一つがコレ。「みそしるのプレゼント」。
振り返ってみますと、彼らはそういう体験をしてきました。
「みそしる」の材料さがしへ。(2013/12/3付)
「みそしる」をつくる。たべる(2013/12/6付)
自分たちが前に楽しんだ「みそしる」を、振る舞う・・・
「みそしるをつくる」という行為が、きっと、
子どもたちの経験になっていたのでしょうね。
ちょっと、できすぎな話にも聞こえますが、
「〇〇をしてあげたい!」という気持ちに
保育者も乗っかって、準備することになりました。
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そして、もうひとつ。「電車ごっこをしたい!」と・・・
突然、「てつどうはくぶつかん」づくりが始まりました。
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それから、「電車に乗せてあげたい!」と、駅ができ、
電車が走るための線路づくり・・・と。
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こちらも 明日、出来上がったら、始まるようです。
お返しをするのも、いろいろな方法がありますね。
子どもたちの表現が多様に出せる場が保障され、
お返しをするための作業ではなく、自分たち自身もそこで
楽しんだり、遊んだり、本番を想像したりする・・・
そういう子どもの姿は、それまで無関心だった子に飛び火して、
あっという間に、遊びのかかわりも広がっていきました。
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実は・・・
こんな時期から続く遊びの題材です(2012/5/30付)
題材は同じですが、この時とは、遊びの目的も姿も違います。
私たちは、こうした子どもの姿を文字や写真等で記録しながら、
子どもの育ちを見ようと心掛けています。
また、最近は、各ご家庭に、お子さまの過ごしている姿を、
写真やエピソードを通してお伝えするようにしています。

地元のJ2開幕戦@前橋。

清心幼稚園では、通常保育の後、子どもたちが、
ザスパクサツ群馬のコーチと、毎週遊んでいます。
昨日は、ザスパと関係するチーム同士の
キッズサッカー大会も行われました。
そして、本日はトップチームの試合。
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スタジアムが改修されて、音響も映像も格段に
よくなりました。でも、まずはいい試合を見せてほしい!
ぜひ、みなさんも足を運んでみてください。

中島佑太(アーティスト)の現場で@松戸

ナカジの週末はPARADAISE AIR@松戸の報告会(ナカジの企画)。
パヴェルさん(ポーランド出身。ロンドン在住)を招いて、
滞在(1か月半)しながら制作した作品展示&トークなどが予定されている。
パヴェルさんは、松戸のお年寄りや子どもたちとワークショップや
インタビューを通じて、出てきたものを映像の作品にしていた。
それが、松戸駅から徒歩数分のココ。
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土曜の夕方、地元のおじちゃんが「友だち連れてきた」と、
立ち寄っていた。そのくらい気軽なところのようだ。
トレンチ風コートを召したその3人のおじちゃんたちが
この空間で話している風景が、なんかよかった。
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パヴェルさんは、幼稚園にも遊びに来てくれました。
時間の都合で、在園の子たちとは遊べなかったけれど、
小学生(卒園児たち)と、少し過ごすことができました。
最近は、「アトリエスタ」という、アート専門のスタッフが
常勤している幼稚園や保育園もありますね。
(でも、ナカジが根を生やしたら、きっと枯れちゃう!)
ここ数年の清心幼稚園は、いろいろなアウトリーチのあり方を
考える(問う)場になっているんだなと思います。