【研修】他園の保育を見学してきました。

本日、前橋市私立幼稚園協会主催の研修で、
東京学芸大学付属幼稚園を見学させていだだきました。
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1月上旬の別の研究会で、実践報告を伺っていたこともあり、
とても高い関心をもって参加いたしました。
中でも、とくに刺激になったことは、保育の記録でした。
その詳細な記録に、幼児の姿を深く読み取り、
保育計画に繋げていることが、とてもよく分かりました。
清心幼稚園も、日々の保育をできるだけ細かく記録しようと、
子どもたちの発話や、エピソードを書き残すようにしています。
保育の記録は、各園でそれぞれだと思いますが、園内MAPを
利用している点など、似ているところもありました。
(MAP型の記録方法は、最近見られる保育記録の一つです)
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いずれにしても、保育現場を見学できる機会は、あまり
多くないので、このように子どもたちが過ごしている姿を見ると、
改めて、自園の保育を俯瞰するきっかけになると、感じました。
東京学芸大付属幼稚園の関係者の皆さま、このたびは
貴重な機会をいただき、どうもありがとうございました。

【年長】こんな活動(遊び)も・・・

(「おさいほうの基本」という本を見ながら)
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「こんなふうにやってもいいかもねー」
そんな保育者の姿を、子どもが見られると、何かになる。
どんなふうに「見せるか」は、保育者の関わり方(ウデ)の一つだと思う。
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(「マフラー」を編む)
そして、その空気感は、こんなふうに伝染していくのだ。

【年少&年中】昨日も、節分の話が続いて・・・

「お豆を火でやって(炒って)から投げる」とかの話が出てきました。
そこで、今日は、節分用の大豆を買いに行くことになりました。
1月は、もちつき用の食材を調達するため、
・きなこ用の大豆とあんこ用の小豆:須田商店(麹・米・大豆・とうふ他)
・のり:鳥山海苔店(のり・コンブ他)
・のり:大和園(お茶・のり他)
・もち米:籾山米穀店(米・弁当他)へ買いに行きました。
その経験に加え、日ごろ子どもたちが行っているのかな?
子どもからスーパーやデパートの名前も出てきました。
そこで、まずは地図を見ながら須田商店を探しました。
それから13~14人のグループに分かれて出発しました。
通る道は、グループごとに決まるので、いろいろです。
パン屋さんで道を聞くグループや、前の記憶を思い出して、
「このラーメン、前もあったからあってるね」と確認しながら
歩くグループなどそれぞれでした。
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(このお店の雰囲気がいつもいいです)
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(須田さんの表情も、またいいのです)
「豆が見つかるかな?どこにあるかな~?」
「豆をよ~く炒って、熱いお湯に入れると、体にいい豆茶になるよ」
「煮てもいいしね~」
須田さんは、あの表情で子どもたちに話します。
そして、須田さんは、よく笑います。
こういう場所で、こういう方に、こんな話を聞く・・・
これこそ、人間の文化の伝承(循環)だなって思います。
須田さんが、楽しそうに話をしてくれて、
この前の鳥山さんも、楽しそうに話をしてくれて、
子どもたちが、そんな大人の雰囲気を感じて、
大きくなっていく町もいいんじゃないでしょうか。
みなさんの周囲には、どんな方がいらっしゃいますか?
保育では、ときに地域の方にかかわってもらうと、
子どもの対話する世界が広がるなァ、と実感しています。
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こんな滑り方もある!?

先日の日曜日、滑り台を使った遊びについて少し書きました。
そんな矢先、こんな風に遊んでいる姿が(年中さんたち)ありました。
いろいろにしながら、何度も楽しんでいる様子が印象的でした。
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(マットを持ち込んで、3人で滑ってみる)
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(滑ってくるところに、下からも上がっていってみる)
ここには、それぞれの子どもの中に、体験の積み重ね、
それこそ「経験」があると感じます。
でも、こうしたプロセスをどんな活動で、どのように得るかは、
園の内外に、家庭に、そして地域の中に、多様にあると思います。
「この経験をしなければならない」というのではなく、
子どもにとって意味があり、実感を得る体験が、
きっと大切なんだろうなと、改めて考えるのです。

【年少&年中】節分の日をどうするか?

年長児は保育開放日の振替休日でお休み。
今日は、年少と年中だけなので、いつも以上に園内広々。
そんな折、近づいてくる節分について、どうしようか
年中さんと年少さんとが話しあっていたようだ。
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「〇〇で豆を買ってきたい!」 そんな話も出ている。
今後の彼らの動向に要注目だ。

「考えることを止めない」保育をしよう。

一昨日、保育用品某メーカーの企画の方が
見学に見えました。数多くの園を見ているので、
率直な感想がいただけるいい機会です。
ふと、子どもたちが遊んでいる姿を見ていて、
「なんだか混沌としていて、ルールがないように
見えるけれど、そうじゃなくて、きっと、子ども同士は、
よくわかっているんでしょうねー」と、話されました。
(聞いていて嬉しくなりました♪)。
たとえば、園では子どもたちが、滑り台の下から
上っていくことがあります。そのとき、上から滑っていく(くる)のか、
下から上っていく(くる)のか、保育者は、そこにいる者同士が
「納得しあって遊べる」ことを 大事にしようと思っています。
話し合って、その場限りのルールを作ってみたり、
その先を予測してみたり、瞬時に回避行動を選択してみる・・・。
それは身体知的な実践の連続です。
「危険だからさせない(個人差や学齢差はありますが)」と、
保育者(大人)が、先に答えを決めてしまうのではなく、
「お互いが危険な目に合わないように 自ら考えようよ!」
「自分の命は、自分で守ろうよ!(そのためにどうするか?)」
(幸いにも、このところ大きな怪我は起きていません)
『考えることを止めない』生活(保育)の継続が、きっと、
子どもの育ちや安全にとって、必要な経験になるだろうと
感じています。
 
 

【年長】「保育開放日」を行いました。

今日は、年長さんの「保育開放日」でした。
保育開放日は、親子で結構本気になって 遊ぶ日です!
だから、こんな風景が園内のアチコチで見られました。
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さらに、前橋公園に行って、ドロケイ(ケイドロ)やリレー、
かくれんぼをして遊びました。
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これだけ動いても、エネルギーが衰えない子どもたち。
お家の方には、子どもの育ちがより実感できる日だと思います。
■コレってなに?■
***** 「 保 育 開 放 日 」 と は ? *****
子どもとお家の方とが、一緒に園生活を過ごす日のこと。
年に1回(土曜日)を予定している。お家の方にとっては、
遊びを通して子どもと関わりあいながら、子どもの凄さや
育ちを体験しながら知る日でもある。真剣に遊ぶことの
気持ちよさや奥深さを感じることができるといいですね。
ちなみに「保育参観」は年3回(平日)。

縄(縄跳用のロープ)を使った遊びの広がり。

鉄棒に縄の両端を結び、ブランコ風にしてみたり、
アスレチックに巻きつけたりして 遊ぶ姿がよくあります。
縄を使った遊びは、安全面の配慮が大切ですが、多様な工夫が生まれ、
おもしろい遊びが次々と起きます。職人のように扱う子も現れて、
周囲からは一目を置かれているようです。
さて、こちらは、先週の1月17日(金)。
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バケツに土を入れて、それを引き上げる年長児たちです。
穴掘りの穴が深くなりすぎたので、生まれた作業方法です。
(今や頭上の遊具と合体。釣瓶(つるべ)のようになっています!)
そして、今週に入った1月22日(水)。
年中児がそれを見て、別の場所でいろいろとやっていました。
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本日、1月24日(金)。
ドロ水を入れたバケツをズリズリと運んだり、
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ネット遊具からタイヤを吊り下げて、乗って遊んでみたり、
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木の幹と幹の間に縄を渡して、釣瓶のようにしてみたり。
こんなことが、同時多発的に 起きています。
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保育者たちは、四方に神経を使って見守っているのですが、
「(こうしばると)あとで、とれなくなるからよくない」とか、
「(こうすると)うまく結べる」とか言いながら、当の子どもたちは、
大人の想像以上に「縄」を使いこなしています。
 
 

【希望保育:年長】磯部湯&アーツ前橋へ。

保育者が研修に参加したため、今日は、希望保育日でした。
年長さんは、磯部湯とアーツ前橋に行きました。
11月にも1度見に行ったので、今回が2回目の子もいます。
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いろいろな作品があるので、関わり方もいろいろ。
壁に身体ごとあててみて・・・「あっ!」 「なんか聞こえた!」 「えっ!?」
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映像の作品を繰り返し見て・・・「なんか前のときと違うナァ(自分に聞く感じで)」
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そんなふうに、4~5人の少人数グループで、じっくり過ごしてきました。
子どもの反応やつぶやき、感想が前回とは違って、それも面白かったです。
「〇〇している気持ちになった」とか、「〇〇みたいで、すごかった」とか、
「とくになかった」とか(←よく見ていたので、驚きとともに納得でした)。
自分の感じたことを伝えるって、そう簡単じゃないと思います。
なんとなく「いいね!」と、共感するのではなく、私(自分)の感じたことを
はっきり伝える強さに、心を揺さぶられました。