2015年12月05日

【2歳児】戦いごっこの先に。

2歳児にもなると、広告などをくるくる丸めて
細長くして、棒を作り始める。

その棒はときに長く、ときに固く、
ときに大きくなっていく。

そして、たいてい彼らはそれを武器にして
いわゆる戦いごっこを始める。

保育者の立場からいうと、
戦いごっこは付き合いたくない。

それ以上おもしろくなると思えないし、
いわゆる保育の5領域をふまえても
一緒に遊ぶ意味がどうも見いだせない。

でも、子どもたちの中には、毎日のように
長いことやっていることもある。

ちなみに、それは2歳児や3歳児に見られ、
月曜日はその頻度が高まる。
(週末に見るTVの影響と想像するが)

その武器として成り立ってきた棒。
しかし、それが一瞬にして変わる出来事が起きた。

重ねた段ボールの上に、
無造作に張り付けられた無数の棒。

DSC_1606.JPG

2歳児(チューリップ組)たちは、これを
「クリスマスツリー」と呼んでいた。

そして、「もーっと、うえまでおおきくするんだ!」といって、
何本も何本も棒を作っていた。

それは新たな戦い。(対重力か?対環境か?)
もっと上まで、高く、大きくするという挑戦だった。