2015年06月01日

「今、たいせつにしたいこと」(6月のおたよりから)

「6月のおたより」で、2歳児クラスの保育者が
ご家庭向けに書いていた話を紹介します。

2,3歳くらいのお子さま、保育に通い始めのお子さまを
子育てしている方に、きっと参考になると思います。
(もしかしたら、お悩みがひとつ解決するかも!)

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【今、たいせつにしたいこと】

“おともだちと遊べていますか?”

先日、あるお母さまのそんな思いを耳にしました。

同世代の子への関心が芽生え、一緒に遊ぶようになって
くるのはもっと先の話かと思います。

まず、この時期の子どもに大事なことはいろいろと
遊びはじめることです。(ですから、今はお子さまに
友だちづくりをあまり求めないでくださいね)

2,3歳くらいまでは、「一人あそび」が主となる活動であり、
並んで一緒に遊んでいるように見えても、子どもたちは、
それぞれのイメージの中で遊んでいることが多いです。

今は、一人ひとりが、その子らしく遊びを始めて、
それを十分に遊ぶ中で、自分の好きなことを
見つけられたら、いいですね。

私たちは、その子どもが興味をもってやっていることを
“なにをしているのかな”と、少し離れて見守りつつ、
“どういうことが好きなのかな” “なにがやりたいのかな”
と、一人ひとりの遊びの中で、子どもの関心がどこに
あるのか、毎日把握しているところです。

遊びが楽しいと自覚するのもこれからですから、
お家の方にも、何かあればそれを受けとめ、
声をかけ、一緒に遊んでみるスキンシップを
大事にしてほしいと思っています。

(ここまで抜粋)

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幼稚園や保育園で出会う、同年代の子ども同士で、
楽しく遊べたら・・・と、願いたくなる気持ち、とてもよく
分かります。

でも、友だちができるって、簡単ではないのですね。
まったく知らない者が出会って、仲良くなる・・・・

私たちも、初めて会った人とすぐ仲良くなれるでしょうか。
人見知りする場合もあるかもしれません。

“隣の子と何か一緒にしたいな!”

そんな気持ちが起こり、隣の子もそういう気持ちで
応じてくれた時、友だち関係の芽生えがあるのでしょう。