2014年01月26日

「考えることを止めない」保育をしよう。

一昨日、保育用品某メーカーの企画の方が
見学に見えました。数多くの園を見ているので、
率直な感想がいただけるいい機会です。

ふと、子どもたちが遊んでいる姿を見ていて、
「なんだか混沌としていて、ルールがないように
見えるけれど、そうじゃなくて、きっと、子ども同士は、
よくわかっているんでしょうねー」と、話されました。
(聞いていて嬉しくなりました♪)。

たとえば、園では子どもたちが、滑り台の下から
上っていくことがあります。そのとき、上から滑っていく(くる)のか、
下から上っていく(くる)のか、保育者は、そこにいる者同士が
「納得しあって遊べる」ことを 大事にしようと思っています。

話し合って、その場限りのルールを作ってみたり、
その先を予測してみたり、瞬時に回避行動を選択してみる・・・。
それは身体知的な実践の連続です。

「危険だからさせない(個人差や学齢差はありますが)」と、
保育者(大人)が、先に答えを決めてしまうのではなく、
「お互いが危険な目に合わないように 自ら考えようよ!」
「自分の命は、自分で守ろうよ!(そのためにどうするか?)」
(幸いにも、このところ大きな怪我は起きていません)

『考えることを止めない』生活(保育)の継続が、きっと、
子どもの育ちや安全にとって、必要な経験になるだろうと
感じています。