2013年12月06日

「みそしる」をつくる。たべる。

先日、「和食」が、世界無形文化遺産になりましたね。
ちょうど「みそ や みそしる」を調べていた年長さんにとっては、
「和食」を感じるにもふさわしい食材です。

「みそ」は、一説によると、奈良時代から似たものがあったそうで、
各家庭で作る保存食であり、調味料に使われてきました。
でも最近は、家庭で作っている話を、ほとんど聞かなくなりました。

味噌汁も同じです。ダシをとるにも、どんな材料にしようか選んで、
仕込んで、実際に作ろうとすると、手間がかかります。
みなさんは、どのあたりを 便利さと交換していますか?

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鰹節を削ったり、戻したコンブやシイタケのダシを火にかけたり、
イワシの煮干しの内臓や頭を取りったりしているうちに、
保育室はいろいろな香りに包まれていきます。

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野菜もたくさん収穫できたので、作業は分業体制へ。
そんな動きを察知したのか、鼻の利いた年中さんや、
年少さんたちも見えて、食材の味見会になりました。

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今回は、それぞれのダシを飲み比べてみようと、それらを合わせずに、
4種類(鰹節・コンブ・シイタケ・ニボシ)のダシの味噌汁を完成させました。

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子どもたちの中では鰹節ダシが人気でした。
保育者では、肉厚のシイタケが入った味噌汁が好評。

構想から2週間。調査1週間。買い物1日。
下準備に加え、半日かかった「みそしる」つくり。
子どもたちはまた新たな体験ができたようです。

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「サンタさんに、アレお願いしよ!」と、
鰹節削り器を見ながら話す子どもも何人かいましたよ♪♪

(「サンタさん、ぜひお願いします!」(幼稚園より))