2013年10月25日

【どうやってみようか?】壁画制作プロジェクト⑥

今週は「いろのじっけんしつ」で、色をつくる活動が継続しています。
町で見つけてきた色を、実際に自分たちで作っていきます。
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少しずつ色を足したり、水を調整したりして、色の変化を調べます。
「どうかな~?」と比べて、また実験・・・
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すると、「かわくと いろがちがう-!」「うすくなった!」
と、いう声が出てきました。

そこで・・・色を作ってみた感想を、クラスで共有する場を持ちました。

「いろいろ発見したね!」と、ナカジ(アーティスト)。
「でも、みんなが作ったその色って、本当かな?」
「どの子も同じに見えるかな?この花の色はどうかな?」

「たとえば、この空はどんな色かな?」
「あおー!」 「しろー!」 「ひかりのいろ!」と、子どもたち。

「おっ!いいこと 気づくね!」と、ナカジ。
「じゃあ、この白いところはなんだろう?」
「くもー!」
「そうだね、雲に見えるね。じゃあ、この雲の向こう側が見えるかな?」

こんなふうに、考えたりイメージしたりしながら、話し合っていきました。
「光と影で色が変わって見える!」という話も出てきました。

ここまで体感的な経験やイメージを共有してきたせいか、、
他者と活動する姿が深まっていく様子が見てとれました。

その一方、イメージ共有することや、思いを伝え合う難しさも多々生じてきて、
子ども同士のやり取りが自然と増えました。
このようなプロジェクト的活動は、複層的な学びの場にもなっていくんですね。

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「いろのじっけんしつ」を、少しリニューアルしました。
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たとえば、『あか』もいろいろ。その濃さや明るさは、感じ方によっても違いますね。
そこで、より多様な色が感じられるように、色見本を周囲に張り巡らせてみました。IMG_3643.JPG
さらなる何かが、対話(モノ・自分・他者)の中から生まれてくると、期待しつつ・・・