2016年11月01日

(年中)調べものをしたくて図書館へ

市立図書館に行きました。

最近の年中児の中では、「秋」や「博物館」が
キーワードとしてあって、それらに近いものを見つけたり
知れたりしたらいいなー、と思って行ってみたのです。

市立図書館は幼稚園から歩いて大人なら
10分程度の所にあります。

ちなみに子どもたちの中では「図書館」がなにモノかを
知っている子もいれば、知らない子もいるようで、
「ひとまずそういうところに行って見てこよっ」
という感じでした。

中に入ってみると、本の多さに興奮する気持ちが
抑えられない子、初めての場所におどおどしたり、
とりあえず通路をアチコチ歩いたりする子・・・
いろいろでした。

でも図書館のスタッフの方から、図書館のルールを
最初に聞いたせいか、やって欲しくないことはだいたい
分かっているようでした。

子ども目線になってみて気づいたのですが、
書棚の高さの高いこと、高いこと。
オトナ向けの書籍の棚は結構高いのです。
子どもには、1番上や2番目の棚の本は見えません。

本には対象年齢があるものもありますし、
前橋市内には子ども図書館もあります。

でも、子どもとかオトナとかを分けて本を見たり
探したりすると、最初から図書の入口を狭めちゃうかも、
と思って、あえて、オトナ向け書棚も見て回りました。

ところがしばらくして、何人かが
「ないなー、ないなー」「ぜんぜんないなー」
と立ち止まり、トーンダウンしてしまいました。

そうです、なんとなくぐるぐる歩いているだけでは
見つからないみたいなのです。

しかし、次の瞬間。

「わーたくさんあるー」
「ここ、ここー!みてみてー」

「キノコ」をテーマにした書棚、それが偶然
立ち止まったある子の眼の前にズラーッと
並んでいたのでした。

大きな本、小さな本、厚い本、カラーの本・・・
「キノコ」ばっかり!
本当にいろいろありました。

一つ一つ手にとってみて、表紙を見て、出してみて、
戻してみて、ときどき中を開いて何かをチェックしてみて、
それを何度かやっているうちに、
「これ、みたーい」と、本を抱えて言い出しました。

じゃあ、持って行ってあっちで見てみようか?となって、
「わたしは―」「わたしは―」と持ち出しました。

そして、まだまだ見ていたい!となったとき、係りの方から
図書館は「本が貸せる」ということを教えてもらったのです。

DSC_0540-2.JPG

そこで、まだまだ見たい本をカウンターに出しました。
図書館に来る目的が元々あったけど、
結果的に目的外の図書も中にはありました。

衝動買い的というか、計画外というか、
でも、こういうところから新たな興味が湧いたり
好奇心が深まったりするのかもしれません。

それに、ある子の特定の興味が、その周辺の子たちの
関心になったり、発見になったり、一人で何かするのとは
違ったことが起きてきそうです。