清心ならではの「保育参観」とその理由。

清心幼稚園では、2学期の保育参観期間中です。
期間は約2週間。その中の1日を選んで参観します。
(出入りは自由。丸1日参観しなくてもOKです)
「そんなに長い期間やっているの?」
「日が違うと、見る内容も違うの?」
と、感じるかもしれませんね。
では、参観のイメージってどんなでしょう?
たとえば、学校での授業参観というと・・・
クラスの中に子どもたちが座っていて、
グループ活動したり、先生が何か言うことについて、
意見したり、そのことをやってみたり・・・
と、いう光景を、囲むかのように見る。
でも、なんだか、いつもの教室とはちょっと違っていて、
よそ行きな感じで、それを見て、見せて、どちらも暗黙に
了承しながらやっている、そんな参観・・・
ちょっと、ある辞書を見てみました。
「参観」・・・その場所に行って観覧すること。
「観覧」・・・ながめ、見物すること。
(その先が気になる方はそれぞれにみてくださいね)
なるほど~。
でも、いつもの子どもの姿を見てみたい!って思いませんか?
「普段、どんなことやっているの?」
「(うちの子は)誰と遊んでいるの?なにしてるの?」などなど。
そこで、清心幼稚園では、「参与観察的」に
やってみてはどうかな、と思いました。
(また、さっきの辞書の登場!)
「参与」・・・あることにあずかり加わること。
「観察」・・・事物の現象を自然の状態のまま客観的に見ること。
なるべく日常の保育に近い状態にするは、おうちの方には
少ない人数で参観していただくのが、いいかもしれない・・・
(子どもがホームで、大人がアウェーな感じ)
参観のあとは、担任の先生と話をします。
疑問に思ったこと、質問をお聞きしたり、保育者からも
伝えたりして、その日の様子について振り返るのです。
2年前からこのスタイルですが、(保育参観中でも)
「子ともたちが自然体で過ごしている」のを感じます。
最近の参観のスタイルは、多様化してきています。
先の授業参観の例が、いい、よくない、ではなく、
より、「子どものことを知る(理解する)」ことを
大事にしたいものです。