・・・つづき
ダイニング・ベンさんに、
「白いご飯だけを持った子どもたちがいるんだけど…」
と,相談すると、快くおかずだけを作ってくれました。
みんな大好き唐揚げにソーセージ、上州のB級グルメ焼きそば!
野菜サラダとデザートまで…!ベンさんごちそうさまです!
食後に連想ゲームを(他のお客さんに迷惑にならないように、筆談形式で)楽しんでから、
ベンさんにお礼を言って出発です。
ベンさんを出て北に進むと、大きなカニがいました。
大きなカニを寝っ転がりながらスケッチしつつ、
さらに進むと、グラフィティーと呼ばれる壁の落書きを発見!
まちの落書きをみんなでスケッチするのっておもしろい……!
あまりの寒さを前にすると、大人は建物に入りたくなります。
しかし、子どもは公園で遊んで暖まろうとします。
カニの近くに、バスケットゴールのあるアスファルトの広場を見つけました。
僕には寒さしかないように見えましたが、
子どもたちには天板のないステージがジャングルジムに、空き缶はサッカーボールに。
想像力さえあれば、何でもないものが楽しいものに変わってしまいます。
想像力って忍術みたいだ。寒さも暖かさに変わるかな。ニンニン。
いつも街中を通って学校に通っている子が参加者の中にいました。
「いつも通ってる道が違って見える!」と言ってくれました。
そうそう、アートって、作品を見たり聞いたりして感動するだけじゃなくて、
その時感じた事や考えた事が、普段の生活の中で「ふわっ」と思い起こされて、
いつも見ているものがほんの少し違って見えてきたりすることなんだと思うんです。
想像力は、いつも通ってる道も、いつもとは違った道のように変えてくれます。
ただのレシートを持ってまちに出て、帰ってきたらそれぞれ違う巻物になっていました。
そこには確かに、いつもとは違って見える道が描かれています。