「なにをつくるかはひみつです!」なんて書かれたチラシを見て、
12人の子どもたちがリュックに白いご飯を持って集まってきました。
今日はワークショップクラブ3回目。
題して〈ひみつのさんぽかいぎ〉です!
実は今回のワークショップは、タイトルが最初に決まりました。
タイトルを決めて、チラシを作った時には、本当に内容が決まっていませんでした。
つまり今回のワークショップは、タイトルに合わせて考えられた内容ということになります。
まず最初に決まった内容は、お昼ご飯のおかずでした。
スズランのデパ地下で匂いを嗅ぎながら食べる、なんていう噂も幼稚園に流れましたが、
商店街にあるダイニング・ベンさんにおかずだけ用意してもらえることになりました。
いつもお世話になっております。
次に肝心のなにを作るのか!
「ひみつのさんぽかいぎ」という名前から僕が連想したのは「巻物」でした。
「おとのさまがさんぽしながら決めたひみつ文書をはこぶ忍者」なんていう設定を
イメージしながら内容を決めていきました。そうしてできたワークショップが、
レジ用ロール紙に筆ペンを使って、さんぽしながら見たものの絵や感じたことを
ことばして書き込んでいく巻物〈歩記(あるき)〉をつくるワークショップでした。
さんぽに出発する前に、筆ペンの使い方を学びます。
筆を縦にして描くとどんな線が描けるかな?
筆を横にして描くとどんな線が描けるかな?
と、やっているうちにあら不思議、まちの地図みたいに見えてきて、
そのまちを歩いている自分たちまで登場しました。じゃあさっそくまちに出てみよう!
と、意気込んで外へ飛び出したものの、今日は風が強くてとても寒い……。
そんな寒空の下、和菓子屋さんで試食させてもらったり(みんな遠慮なさすぎ!)、
幼稚園の子にばったり会ったり、先生の車とすれ違ったり、右に曲がってみたり、
銅像の下に座ってみたりしながら、
見たものや感じたことを〈歩記〉に書き込んでいきます。
というところであまりの寒さに耐えきれなくなったこともあり、
ダイニング・ベンに駆け込み…午前の部は終了しました。
・・・・続く。