【研修】子どもと保育実践研究会@玉川大学

この冬は、玉川大学をお借りして、10-11日の2日間にわたって
開催されました(研修会の様子はコチラ
ここ何回かのテーマは「保育新時代の幕開け PartⅣ」です。
「小学校との接続の中で乳幼児期の「教育」を考える」の鼎談では、
奈須正裕(上智大学)先生が、最近の横浜の小学校の授業実践から
話題を提供してくださいました。
担任が、実際のトマトをお店で買ってきて、
それを1個入り、2個入り、3個入り、4個入りにし、
「どれを買うと一番お得か?」と、問うのだそう。
すると、子どもたちからは・・・・
「1個ずつ大きさが違うから、グラム単価にしないと分からない」
「どれが美味しいかによるから、味を比べないと分からない」
「うちの家族は3人だから、4個買うと、得じゃない」
こんなことが算数の授業で行われているのだそうです。
ちょっと驚きました。
さらに、奈須さんは、こうした答えが一つではない問題が
全体の3~4割を占めてきていると。
私たちがやってきた算数って・・・なんだったんだと思いつつ・・・
だから、もうこれからは、ねじり鉢巻きをして、
受験に臨むみたいなことはやめてくださいとも話しました。
確かに、今のセンター試験の方法や内容が変わる話を
聞いています。
それは単にインプットしてアウトプットする、といった
学習と評価ではなくなっていくということだと思います。
幼児期は「将来の学びの為の土台作り」と言いますが、
今、子どもたちが生活の中で、遊びながら獲得している体験は、
まさに、先ほどの小学校以降につながることですね!
そうなると、幼児期をどのように過ごすかが
もっともっと注目されてくるだろうと感じたのでした。

【年長】どんな冬休みだった?

自分の過ごしてきた冬休みの話をしたり、
ほかの人の話を聞いたりしていました。
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5歳児にもなれば、こんなふうに、互いの
折り合いがついてくるようになるんですね。
でも、ここでのコミュニケーションは、けっこう複雑。
たとえばどのタイミングで、自分の話を切り出すか・・・
それがちょっと違えば、話はすでに変わっている、かも・・・
それが、社会構成の中におかれる自分です。
ある状況の中で、その状況に影響を与え、
あるいは、与えらえれる自分。
そんなことも、この環境の中で体験的に、
学習しているのでしょう(意識していないうちに)。

【満3歳児】よく遊ぶと、よく育つ!?

まだまだ2歳児らしいところたくさんなのですが、
末恐ろしさすら感じる学年になってきています♪
といいますのも、びっくりするほど、よ~く遊んでいます!
たとえばこの姿。
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げんのうで、木材にクギを打ち、確かめて、
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・・・また打つ。
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・・・そして、抜く!
何かが違ったのか、やり直しなのか、
とりあえずなのか、ひとまずそれを抜きました。
まずは、モノや自分とじっくり対話して、
十分にいろいろやってみる。遊んでみる。
こんな園生活がきっといいのだなぁ。

【年少】ステージでつながる。

イス・・・「それは座るもの」と思っている方、
きっと、たくさんいらっしゃるでしょう。
でも、子どもたちにとっては、並べてバスになったり、
押しながら電車にしたり、おうちごっこの境界になったり、
お人形さんのベッドになったり、それはそれは、
多様で、使い勝手のいい道具であって、おもちゃです。
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あら!今日は何人かの子どもたちが、
イスをステージに見立てて歌っていますね。
(ちなみに、日常的に自由に遊んでる最中です)
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ん?楽しそうに歌っているのは変わらないけど、
隣の様子が気になったのでしょうか・・・
近くにあったイスを見つけて、もってきては、
そのうえに立ち上がってと。
けっきょく、みんながステージに上がっている風に
なっていきました。
自分たちの遊びに、必要なものや必要な環境を
設定していきながら、その活動や場が協同していく、
そんな過程がありますねー。
この学年は、クラスの人数がとても少ないのですが、
その分かかわりが深く、こういうことが
自然と生まれてく場面がしばしば起きています。
(これからが楽しみな学年の個性ですねー)

【2次募集】見学日再追加のお知らせ

2次募集が始まってから、施設や保育見学、
お問い合わせが多くなっています。
今後も増加傾向が予想されますので、
見学日を再追加しました。
ご希望の方は、日時の調整をします。
まずはご連絡ください(☎027-231-2415)。
【施設見学日(再追加)】
1月8日(木)、9日(金)、10日(土)、
13日(火)、14日(水)、15日(木)
【時間】
だいたい次の時間帯でお願いしています。
・10時30分~
・13時30分~
・15時00分~
・16時30分以降のいずれか
【本日現在の受付状況】
〇5名以上、△5名以内、▲1~2名
・1歳児(3号):▲
・2歳児(3号):△
・満3歳児(1号):△
・3歳児(2号):△ (1号):▲
・4~5歳児(2号・1号):〇
※1歳児がほぼいっぱいな状況に
なってきています。ご注意ください。

子どもの姿を語りあう。

冬休みの期間を利用して、園の保育者たちで、
昨年の保育を振り返りました。
最近の保育では、子どもの姿を客観的に見つつ、
寄り添うという、両方の視点が求められています。
(さらに、それを他者とシェアするという・・・・)
このような視点を得るには、こうした観点で
子どもの姿を拾い、子どもとともに遊び、過ごしながら、
体験・経験的に会得していくことが必要です。
また、いいなと思う子どもたちの姿を他者に伝える
という点では、ドキュメンテーション的な力や、
文字化、言語化する力も必要になってきます。
そこで今回は、日々、個々の保育者が記録している
保育写真を持ち寄って、子どもの姿を語りあいました。
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いいね!だけでなく、疑問や質問が出てくる中で、
その姿を深読みしたり、その表情に単純に共感したり・・・
こうした多声性は、いわゆる協同的な学びにも
通じていますね♪
日頃、園から配布するお便りや、ご家庭と行き来する
連絡帳では、その姿や活動を写真でもお伝えしていますが、
多声性的に見ると、きっとより見えてくる!?でしょう!

【マエバシワークス】「MW Talk-06」のご案内:(ゲスト)芹沢高志さん

様々なアート関係者をゲストとして招いて行う、
対話形式の小さなトークイベント《MW Talk》。
2015年の第一弾で、第6回目の今回は、
P3 art and environment 統括ディレクターの
芹沢高志さんに来ていただけることになりました!
芹沢さんは、さいたまトリエンナーレ2016の
ディレクターを務めるほか、横浜トリエンナーレ2005、
別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」など
全国各地の芸術祭のディレクターを歴任しています。
また、生糸検査所であった場所を改装して完成した
「KIITO:デザイン・クリエイティブセンター神戸」の
センター長でもあります。
そんな芹沢さんの考えや様々な活動やディレクションの
根底にあるコンセプト、統括ディレクターを務める
P3 art and environmentでの活動を中心にお話を
お聞きしたいと思います。
■日 時:2015年1月10日(土) 18:00〜 1時間半程度
■場 所:Maebashi Works
(群馬県前橋市千代田町2-7-17 中央通り商店街内)
■入 場:無料
■詳 細:MW Talk-06

本年もよろしくお願いいたします♪

2015年、どんな思いで年を迎えましたでしょうか。
清心幼稚園は、今年もいつも(日常)を大切にして、
保育していきたいと思っています。
今年は、開園以来120年を迎えます。
秋には関連行事を行う企画(予定)もあります。
みなさまにとってよい年となりますように♪
本年もどうぞよろしくお願いいたします!