私たちも、子どもたちの姿をよく見て、そこでどのようなことが起こっているのか探っています。ここでは、近年の清心幼稚園の保育実践、研究発表等を紹介します。


私たちも、子どもたちの姿をよく見て、そこでどのようなことが起こっているのか探っています。ここでは、近年の清心幼稚園の保育実践、研究発表等を紹介します。
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「Challenges for Going Beyond Art Education
in Japanese Early Childhood Education and Care」
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*Mari Mori, Ed.D. (Kobe Shinwa Women’s University, OMEP Japan
Ikuko Gyobu, Ph.D. (Ochanomizu University, OMEP Japan)
Hiroaki Kurihara, M.A. (Seishin Yochien Kindergarten, OMEP Japan)
4歳児の子どもたちが多様な色との表現を通して(「色と旅する」Journey of Colour “色をはこぶ” )ことを通して、どのように体験を広げていったか、紹介しました。それらを通して、私たちが本当に必要だと考えることは何か、また、それら本当の意味について、参加者と協議しました。
日本保育学会第75回大会でポスター発表しました。
大会テーマ:アーリー・スタート〜非認知能力研究の知見を保育に生かす〜
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【タイトル】
「保育者による自由研究:保育の時間性・主体性を問い直す」
研究者: 栗原 啓祥(認定こども園清心幼稚園)
日本幼少児健康教育学会第40回記念大会の学会主催シンポジウムでコロナ禍の保育実践について発表しました。
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大会テーマ:子どもの発達と多様性
シンポジウム 「コロナ禍の保育現場の創意工夫 ~子どもの多様な姿を探る~」
シンポジスト:亀山秀郎(認定こども園七松幼稚園園長) 山田寿江(アルテ子どもと木幼保園園長) 栗原啓祥(認定こども園清心幼稚園副園長)
コーディネーター:小島栄希(ベル・フラワー保育園園長)
国際幼児教育学会代42回大会の学会主催シンポジウムでコロナ禍の保育について日本のケース事例を発表しました。
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<大会テーマ>
世界の幼児教育のニューノーマル
<趣旨>
COVID-19によって、世界中の就学前施設が日常の保育を奪われた。他方、コロナ禍を逆利用して子どもの心を揺さぶるような実践を試みる園も散見される。第42回大会では、日本、米国、中国、韓国、タイなどの就学前施設を対象に、従来の幼児教育を問い直し、新たな価値を創造するような実践事例を紹介してもらい、参加者と相互に対話することで、新常態下における幼児教育を展望するための機会を創出する。
<発表者>
日本のニューノーマル保育実践
実践者:栗原啓祥(清心幼稚園)
研究者:境愛一郎(共立女子大学)
コロナ禍における表現とコミュニケーションの学びに関する一考察 「コミュニティ学習ワークショップ」の授業を通じて
郡司明子(群馬大学共同教育学部美術教育講座) 茂木一司(群馬大学共同教育学部美術教育講座) 市川寬也(群馬大学共同教育学部美術教育講座) 栗原啓祥(清心幼稚園) 藤田善宏(CAT-A-TAC主宰)
本稿は、「ふれあう(身体性や協同性)」ことを重視する教育活 動の本質に迫るべく、コロナ禍での実施状況における 学びの課題と可能性について考察するものである。
職場環境の変化や実践を通した給食職員の意識変容―「子ども志向」を持つA氏の場合―
○境愛一郎(共立女子大学) 栗原啓祥(清心幼稚園)
本研究の目的は,職場環境や実践経験の蓄積を通した保育施設に勤める給食職員の意識変容のプロセスを具体的に明らかにすることである。研究協力者は,現在,認定こども園の給食職員として献立作成と調理に従事するA氏である。同氏は,給食職員となる以前より,将来はなんらかのかたちで子どもと関わる仕事に就きたいという願望を抱いていた(「子ども志向」)。本研究では,A氏の約8年間のキャリアを質的に分析することで,そのなかでの意識の変容過程を描き出す。分析の結果,子どもと直接的に接する機会や専門的な挑戦を促す環境を通して,A氏の現在の実践スタンスが構築されていく過程が明らかになった。
日本乳幼児教育学会 第29回大会(@東北文教大学短期大学部)で口頭発表
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前年度に続き、共立女子大学の境愛一郎先生と共同研究を発表しました。
■給食スタッフと協働による柔軟な「おやつ時間」の創造-職員間の役割分担と会話の分析から-(要旨pdf.)
研究者: ○栗原 啓祥 (認定こども園 清心幼稚園) 境 愛一郎(共立女子大学)
日本乳幼児教育学会 第28回大会(@岡山コンベンションセンター)で口頭発表
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前年度に続き、十文字学園女子大学の近藤有紀子先生と共同研究しています。今後も継続して研究を重ねていく予定です。
また、給食スタッフについて、宮城女子学院大学の境愛一郎先生との共同研究も発表しました。今後も継続して研究を重ねていく予定です。
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【タイトル】
幼保連携型認定こども園の移行に伴う保育者の専門性の変容(1)
研究者: ○栗原 啓祥 (認定こども園 清心幼稚園) 近藤 有紀子 (十文字学園女子大学)
幼保連携型認定こども園の移行に伴う保育者の専門性の変容(2)
研究者: ○近藤 有紀子 (十文字学園女子大学) 栗原 啓祥 (認定こども園 清心幼稚園)
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■保育施設の給食スタッフの意識と職場環境に関する質的研究:子ども志向を有するある栄養士の実践プロセスを通して
研究者: ○境 愛一郎(宮城女子学院大学) 栗原 啓祥 (認定こども園 清心幼稚園)
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日本保育学会第71回大会で発表(@宮城女子学院大学)
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清心幼稚園が個別のアーティスト(中島佑太)と一緒に遊んで6年が経過しました。
そこで、これまでの活動を振り返り、その変容を分析しました。
・アーティストにとって、どんなことが起こったのか?
・保育者にとって、どんなことが起こったのか?
この2点に注目し、それぞれの立場から検証しています。
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アーティストと一緒に遊んだり、ワークショップしたりすることは試行錯誤や創意工夫できる余地が多く、保育者だけでは難しい「対話の環境づくり」も可能にします。
・モノとの対話:多様な素材、量、出し方、展示などが変わった ・ヒトとの対話:アーティストの考え方を通して自己内対話が起こった ・コトとの対話:面白い事・新たな発見、気づきが広がっていった
保育者へのインタビューの結果、アーティスト(中島佑太)と一緒に遊びながら過ごしてきたことで、葛藤や違和感を感じることも含めて、結果的に私たち保育者に多くの発見がもたらされました。今では園内の保育環境が豊かになるサイクルも築かれてきたように感じます。
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■ 地域と関わる園の試み(3):アーティストと協同することを考える① (要旨pdf.)
研究者: ○中島佑太(アーティスト) 栗原啓祥(認定こども園清心幼稚園)
■ 地域と関わる園の試み(4):アーティストと協同することを考える② (要旨pdf.)
研究者: ○栗原啓祥(認定こども園清心幼稚園) 中島佑太(アーティスト)
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保育学研究における人工知能技術(AI)の可能性
エビデンスに基づく保育への挑戦
2018年3月25日(日) 10:00 〜 12:00
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企画者・話題提供者:山田徹志(玉川大学 脳科学研究所),
司会者:大森隆司(玉川大学 学術研究所),
話題提供者:野澤祥子(東京大学大学院教育学研究科附属 発達保育実践政策センター), 山崎俊彦(東京大学大学院 情報理工学研究科), 境愛一郎(宮城学院女子大学),
指定討論者:中坪史典(広島大学大学院 教育学研究科), 栗原啓祥(認定こども園 清心幼稚園)
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<概要>
本シンポジウムでは,現在進行中の,AI等の高度ICT技術の応用を意図した保育研究について報告し,次いで既存の保育研究場面におけるAI技術応用の可能性について紹介する.これらを通じて,保育学および発達研究におけるAI技術の可能性について話題提供を行う.そして,指定討論では,子どもの発達についての保育学研究者および保育実践者より,AI技術を保育領域へと実装する際の課題について,「理論」・「実践」双方の視座よりリアリティある意見を頂く. 以上を通じて企画者は,AI技術を応用した保育学研究において保育の理論と実践とを接合した新たなエビデンスを導出する可能性について議論する.なお,本シンポジウムは人工知能(AI)技術の保育領域への応用について会場の参加者も交え対話の場となることを意図している.
発達心理学会自主シンポジウム(要旨pdf.)
日本乳幼児教育学会 第27回大会(@西南学院大学)で口頭発表
2年半ほど前から十文字学園女子大学の近藤有紀子先生と共同研究しています。認定こども園、特に<幼保連携型>に着目した研究です。今回は2つのテーマで発表しました。今後も継続して研究を重ねていく予定です。
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【タイトル】
■ 幼保連携型認定こども園の課題と可能性(1):A園の保育実践者インタビュー分析から
研究者:○近藤 有紀子 (十文字学園女子大学) 栗原 啓祥 (清心幼稚園)
■ 幼保連携型認定こども園の課題と可能性(2) :A 園の実践事例を通して考える
研究者:○栗原 啓祥 (清心幼稚園) 近藤 有紀子 (十文字学園女子大学)
日本質的心理学会第14回大会(@首都大学)でポスター発表
普段、保育、子ども、保育者といった影に隠れがちな給食スタッフに着目した研究です。今後も継続していく予定です。
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【タイトル】
■ 職務内容および職場環境の変化に伴う給食スタッフの苦悩と意識変容のプロセス:認定子ども園に勤務するS氏の事例(pdf.)
研究者:境愛一郎(宮城学院女子大学)・栗原啓祥(認定こども園 清心幼稚園)・山田徹志(玉川大学)
日本保育学会第70回大会で、本園の実践をもとに、2本のポスター発表をしました。
【タイトル】
■環境を通して保育の繋がりを考える:畑にかかわる保育実践から
■地域と関わる園の試み(2):アーティストと対話する保育実践に着目して(要旨pdf.)
研究者: ○栗原 啓祥(認定こども園清心幼稚園) 中島佑太(アーティスト)
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「環境を通して保育の繋がりを考える―畑にかかわる保育実践から―」の発表は、
現場の保育者が、自分の保育の記録を振り返りながら、改めてどのように保育を
計画しようと試み、実際にどのように展開したか、丁寧に追った研究です。
今回は、活動の流れが掴みやすく、時間の経過とともに多様なことが起こることが
想像しやすい「畑」の事例をとりあげました。
。
2015年12月から2016年8月までを追ったものですが、
フロアーの方々からは、このように多様な展開が続いていく保育が
保育者の多様な想定、起こらないことや、終息してくことも想定していく
保育者の専門性に対して複数のご意見やご感想をいただきました。
「2016年 玉川大学 教師教育フォーラム」が10月23日(日)に
玉川大学で開かれます。その分科会におきまして、
本園の保育実践を紹介させていただくことになりました。
▸2016年 玉川大学 教師教育フォーラムの詳細はコチラ
▸分科会の詳細はコチラ
ご興味のある方は上記詳細からお申込みいただけます。
■開催日:2016年10月23日(日)10:00~17:00
■場所:玉川大学大学教育棟2014
■分科会テーマ:幼児期の『考える』を考える
2016年8月に行なわれる「子どもと保育実践研究会」-対話から生まれる保育の創造Part1-の分科会で、清心幼稚園の保育を紹介させていただくことになりました。現在、コーディネーターを務めてくださる、小林紀子先生(青山学院大学)、平野麻衣子先生(田園調布大学・青山学院大学大学院生)と意見交換しているところです。
とてもいい機会ですので、全国から参加される方々と対話し、私たちも学んで来られたらと思っています。保育関係者以外の方も参加できる研修会です。当日は佐伯胖先生の講演等もあります。多くの方にご参加いただけると私たちも嬉しいです。よかったらぜひご参加ください。