群馬県 前橋市 学校法人清心学園 幼保連携型認定こども園 清心幼稚園

アートと関わる
(園の実践から)
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多様な可能性を持つということ

アートの前では大人も子どもも関係ありません。作品を見たり、何かを作ったり、感じたり、いろいろ考えたりすること、多様な関わりに可能性が広がります。清心幼稚園の近隣にはアーツ前橋を始め、ya-ginsなどのアートスペースがあり、子どもたちと歩いて出かけていくことができます。

様々なアーティストや作品、ワークショップなどの体験を通して、園の保育環境や保育実践が問われることもあります。絵を描く、作品を作るなど形にして残すのは表現の一部です。子どもから表れてくる多様な表現をともにおもしろがりたいと思っています。保育、子ども、アート、アーティスト、社会等が絡みながらこれからの幼児教育の可能性が広がることを探究しています。

アートと出会うということ

佐伯胖氏は、アートと出会うことについて、次のように書いています。

「(略)よくある例は、アーティストはアートを見せる、それを鑑賞する人たちは観客のように眺める、鑑賞する。つまりアーティストとそれを見る側というように、ふたつに分けてしまうのが多いんですね。そうじゃなくて、アートという世界の中に自分も入り込むことによって、物事の勉強的でない知り方を知るという身体技法を経験してみることがアートとの出会いなんだということです。さまざまな世界の中に自分がどんどん入って行く、あるいは世界が自分の中に入って来るとも言えるわけですね」

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佐伯胖「アートとの出会い ~『学校化された知』からの解放」一般社団法人AISプランニングHPコラムより(2011年3月25日掲載)取得日2018年7月1日

遊びとアートとコロナ禍後の保育

「遊び」はアートと似たところがあります。子どもが本当に遊ぶ中で生まれる多様な出来事は、人間の根源的な活動そのもの。想像によって広がる可能性を多様に秘めた遊びはアートにおける創造活動のようです。そうした遊びを繰り返し楽しむ中で子どもたちは日々新たな世界と出会い、物事を体験しています。

多様な社会におけるコロナ禍後の保育は、以前と同様の保育を求めるのか新たな保育を目指すのか、保育のあり方が問い直されています。その変わりゆく園の環境の中で子どもたちの新たな姿に気づかされたこともあります。遊びやアートが潜在的な可能性を創造するように、私たちも新たな関わりや考え方、やり方を見つけたり探したりして本当に創造的な保育を実践していきたいです。

子どもたち